五龍神参拝は順番が鍵! 龍神パワーをもらう田無神社の歩き方。(東京都西東京市田無町)
西東京市に鎮座する田無神社。龍神の住む神社として近年TVなどでも紹介され人気の龍神好き垂涎パワースポットです。ご神徳の違う五色の龍が境内に祀られており、様々なご利益で参拝者に力を分け与えてくれます。
また、あの直木賞作家・五木寛之が「放浪」というエッセイで「あちこちの神社にお世話になった」が「もっとも快適だったのが田無神社の床下である」と記したことでも知られています。もしかしたら、あの才能を開花させたのはこの神社の龍神様なのかもしれません。
ご利益と御祭神
田無神社は今よりやや北の位置に鎌倉時代(1200年代)に創建され、1670年に現在の場所に遷座した歴史の古い神社です。
御祭神
・大国主命(おおくにぬしのみこと)
・級津彦命 (しなつひこのみこと)
・級戸辺命 (しなとべのみこと)
級津彦命と級戸辺命は同一神とされたり男女の神とされることもありますが、全ての命の源である水とよろずの災いを祓う風の神様とされます。田無神社では別名・尉殿大権現(じょうどのだいごんげん)とも呼ばれ、創建当初から祀られきた神様で金龍となって地上に姿を現すと伝えられています。
色々出てきてわかりにくいですが、
御祭神・級津彦命/級戸辺命 = 尉殿大権現 = 金龍 となります。
つまり5龍神の中心の神・金龍とは御祭神の級津彦命と級戸辺命の化身なのです。
田無神社と言えば五龍神!
田無神社と言えば境内に散らばる五つの龍が祀られているのが有名です。それぞれ司るものが違っているので、今自分に必要なお気に入りの龍を探して、念入りに拝んでおきましょう。
注目なのはこの5龍神、ご利益倍増の正しい参拝の順番があるらしいのです。その順番に紹介していくので、ぜひ試してみてください。
①赤龍
南を守る、火の守護神。書斎・学業・勝負事・昇進などをつかさどり、先見の明を与えるとされています。
②青龍
(境内の奥に鎮座するので、手前の白龍や本殿で先にお参りしちゃいがちなので順番を守りたいなら注意が必要。)
東を守る、木と風の守護神。庭園・話術・音楽性・積極性などをつかさどり、発展へと導いてくれます。
③白龍
西を守る、金属の守護神。
倉庫・金運・飲食・結婚運などをつかさどり、収穫へと導きます。
④黒龍
北を守る、雨・水の守護神。トイレ・浴室・健康運・夫婦運・交際運などをつかさどり新鮮な気を保たせます。
⑤金龍
最後に金龍ですが、本殿の中に祀られており見ることはできません。ただ、11月の酉の市の夕刻に特別拝観を行っているそうです。詳しい日程や時間は神社のホームページで確認してみてください。
金龍は中央を守る、大地・豊穣の守護神。家庭運・リーダー運・事業運などをつかさどり大地に根差すような基盤を作れるように導く神様です。
上の写真は拝殿中央に置かれているので、これが金龍か!と勘違いして撮った写真です。おそらく多くの人が勘違いしていると思います。多分、神社さんも金龍はどこですかといつも聞かれるからダミーを置いたんでしょうね。同じ勘違いをしないように一応写真を上げておきました。
参道に本殿の写真が掲示されていました。本物を見ることはできませんでしたが、これが本殿です。
この中に金龍が入っているんですね。
龍神パワーをさらに高めよう
境内にはまだまだ龍神ポイントが目白押しです。五龍神を正しい順番で拝んだら、撫で龍で龍神パワー上乗せしてみよう。
龍の頭と玉を撫でれば商売繁盛・運気上昇の力を得ることができます。こういうの眉唾だと、適当に撫でるのが一番よくないです。本気で気持ちを込めて撫でてみましょう。
つづいての龍スポットは手水舎です。白龍の水といわれる神水です。今でも境内深い地中からくみ上げた地下水が流れ出ているそうです。こちらでお清めすれば更なる龍神パワーを得ることができます。
さらに境内には五龍神それぞれの龍をつかさどった神木(イチョウ)が植えられています。金龍は一つだけ離れて拝殿左に植えられている玉垣で囲われた一番太い神木です。
触ったり、周りを回ったりして御神気をいただきましょう。
他の四龍神は反対右側の神木で、それぞれわかるように札がかかっています。
こちらも触って神気をいただいて構わないそうなのでしっかり御神気をいただきましょう。
その他の見どころも要チェック
こちらは末社の野分初稲荷神社(やぶそめいなりじんじゃ)です。
1858年に現在の本殿が立て替えられるまではこの赤い社が本殿だったようです。現在の新しい本殿建設に伴い、隣に場所を移動され、今では稲荷神社として使われています。
祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。豊作祈願、商売繁盛、福運招来のご利益があります。
この社の裏には怪しげな祠(ほこら)がありますが、神社によると現在こちらに神様はいないと書いてありました。
恐らく赤い社の前にお稲荷さんを祀っていた祠だと思われます。
こちらは楠木正成(くすのきまさしげ)像です。
室町時代の武将で、室町・戦国・江戸時代を通して日本史上最大の軍事の天才と評価された人です。田無神社と正成公の末裔と縁がありこの像が置かれるようになったのだとか。像がいびつに欠けているのは戦場にいく兵士たちが正成公の武運にあやかろうと、
一部を砕いて持ちお守り代わりにしたためだと言われています。もう削っちゃだめですよ。
こちらは恵比寿様と大黒様。
だいこく様とえびす様の像が置かれています。どちらも撫でるとご利益があるとされています。こちらも本気で気持ちを込めて撫でてみてください。左にあるのは恵比寿様が持っている鯛で、台に置かれているのはだいこく様の木づちです。
木づちで鯛を二回たたいて手を合わせると願いが叶うと言われています。壊れない程度に響かせましょう。家内安全・病気平癒・身体安全・家畜守護のご利益があるとされています。
こちらは境内ではありませんが、近くに級戸辺命 (しなとべのみこと)が分祀された尉殿神社(じょうどのじんじゃ)があります。近くと言ってもバスと徒歩で20分くらいかかりますが、ここまで行けば龍神パワーMAXで文句なしです。時間があったら寄ってみてはいかがでしょうか。こじんまりした静かな神社です。
田無神社で選んだ個性派お守り・おみくじ
こちらは境内に設けられたおみくじ処です。色々なタイプのおみくじが置かれています。
こちらが人気の五龍神みくじです。自分に必要なものをつかさどる龍神を選んで引いてみましょう。
こちらの恋みくじも人気です。
田無神社のおみくじ処は、充実しています。おみくじアミューズメントパークといった感じ。こらは、田無神社オリジナル。鈴が2つ入っており、大きい鈴を道祖神前に結んでおきます。#おみくじ pic.twitter.com/qGvCkgIeXO
— あすか (@nounin03) 2019年9月4日
恋みくじの中には長い紐と短い紐が入っていて、長い紐は下の写真のように道祖神の前に結び付け、短い方をお守りにして持ち帰るとご利益があるそうです。
御朱印と御朱印帳
こちらの御朱印帳も人気が高いです。
田無神社の御朱印帳めちゃくちゃ可愛いからオススメですよ!https://t.co/UYo12euyIq pic.twitter.com/ziNtvr7yaN
— 🦀ちよ⛩(1/100p予定) (@TukaTiyo_0897) 2016年7月5日
《田無神社》御朱印 秋・通常
— カエル♪ (@r_gosyuingreen5) 2019年9月21日
9/21 2ヵ所目は田無神社様
9月から秋バージョンの五龍神が頂けると聞いたので
御朱印の中の御神木は見事に色付いています
実際はまだまだ緑色
10月には例大祭が行われるそうです
新しい御朱印帳欲しかったのですが、今日は我慢😣
使いきってからにすることに pic.twitter.com/ux97BwWaKr
いかがだったでしょうか。これだけ龍神パワー浴びたらさすがに力が湧いてくると思いませんか?ほんわかした空気の流れる穏やかな神社さんです。お近くに行かれる際にはぜひ寄ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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アクセス
田無駅北口より徒歩10分。