ご神木は○○のかたち(笑) 夫婦木神社の歩き方。 (山梨県甲府市)
妊娠・子授け祈願の神社でどこに行けばいいのか迷っているなら
山梨県の絶景スポット昇仙峡の近くに夫婦木神社がある。
アクセス
最初に言えることは車で行ったほうがいい。
バスで行ったがめちゃくちゃ疲れた。
甲府駅から車で約30分の距離だ。
甲府駅からバスで行くと昇仙峡滝上までしかないので、その先は歩きとなる。
昇仙峡滝上まで約1時間弱。その先40分ほど歩くことになる。
往復で考えるとかなりの時間と運動になる。
すぐ隣に金櫻神社もあるのでそちらも参拝できるのはうれしい。
甲府駅で降りた。
昇仙峡滝上行きのバスに乗る。片道900円。
ターミナルから1時間弱バスに揺られ、
途中岩肌の現れた雄大な渓谷の美しい景色を見つつ、
後半はかなりの山道を行くことになる。
昇仙峡滝上のバス停を下りると
食堂やお土産売り場などが入った施設がある。
何もない山道を40分ほど歩くことになるので、
こちらでトイレを済ませておくといい。
ちなみにこちらでは水晶発祥の地とされる金櫻神社が近いことからか、
様々な種類のパワーストーンや水晶などの加工品が販売されている。
見ているだけで面白かった。
ここからは徒歩。
こんな感じの上り坂を黙々と歩く。
思っていたよりだいぶきつい。
途中、コバルトブルーに輝く、ニホントカゲや空中を舞うモンシロチョウを見た。
吉兆だと思いながら見ると楽しい。
だいぶ歩くとようやく標識が見えてきた。
ここから800mの表示・・・。
まだまだ歩くことになる。
結局45分くらい登ってきただろうか。
散策しながら気軽に歩こうと思っていたらかなりの運動になってしまった。
息はあがり、汗でTシャツが濡れている。
目線を上げると、ようやく鳥居が見えてきた。
近づいていくと小さな鳥居の入り口があった。
こちらから石垣の階段を上っていく。
参拝客は遠くから見た、帰ろうと石段を下りてくる親子連れ1組だけで、
自分が参拝した時には他に誰もいなかった。
何か不思議な世界観を持った神社だ。
石垣の上に個性的な形をした御神木が生えている。
けやきらしい。
なんか怖いこの看板・・・。
根本の形が女性の象徴を意味するらしい。
撮り忘れてしまったが、由緒書きによると裏はおしりの形になっているらしい。
いよいよ怪しげな雰囲気が増してくる。
御祭神とご利益
こちらが本殿だ。
御祭神はイザナミノミコトと
イザナキノミコト。
言わずと知れた日本の国土や
八百万の神を生み出した夫婦の神様。
さらには拝殿裏の神木も祭神とされる自然信仰でもある。
いずれも安産・子授けのご利益があるとされている。
男女の象徴をかたどったご神木
お賽銭の横にすぐお守りなどが並べてあり
神社の管理をされているおばあさんが座っている。
聞くと拝殿裏に樹齢1000年以上と言われるとちの木の神木は
参拝料300円で見ることができるという。
300円をおさめ、一人で拝殿横のこちらの入り口から裏に入る。
すると先ほど表で案内してくれたおばあさんが
すでに白衣をきて向かい入れてくれる。
えっ。さっき向こうにいたのに?
不思議な気持ちのままご神木の前に案内される。
神がかりを目にしているのだろうか。
まず撮影禁止の張り紙がバシンと張ってあるのが目に入る。
神木はすでに切られており、
地面から5~6mくらいの幹の部分が
社の中に納められていた。
由来書によるとみんなが拝めるように
山奥から切って持ってきたものらしい。
幹の中は洞窟のように空洞になっており、
空洞の中の上部からこぶのようなものが垂れ下がっている。
空洞が女性、こぶが男性の象徴となっている。
男女が参詣すれば祈れば必ず結ばれ
子宝が欲しい夫婦が祈願すれば必ず授かるといわれる
ありがたい霊木だ。
おばあさんが世相を織り込んだ口上をとうとうと述べ、
縁結びや子授けを祈願してくれる。
最後に2礼2拍手1礼を一緒にする。
木の周りを一周するよう促され
言われるがまま一周してみる。
木の前にはお賽銭があったが、
入れるタイミング分からず後から入れてみた。
ありがとうございましたとおばあさんにお礼をして
一緒に外に戻った。
すると表にもおばあさんがいた。
あっ。二人いたのね。
姉妹なのだろうか。
背格好が似ていたので同一人物だと思ってしまった(笑)
お水取りでパワーアップ
汗だくなのをかわいそうに思ったのか
ご神水も出てるから飲んでってね。
持って帰ってもいいからねとおっしゃっていただいた。
お水取りもできる。
ここのご神木の霊気が溶け込んだ水なら
精力増強でセックスレスも吹っ飛びそうだ。
子宝に恵まれるかも。
親切で優しい方たちだった。
ありがとうごさいました。
個性派おすすめお守り・おみくじ
ご神木の写真が貼られた色紙とかシュールな逸品もあったが、
こういう神紋入りのシンプルなのも好きなんだよね。
一緒に記念品ですと由来書と耳かきをもらった。
こんなのは初めてだ。
おみくじもひと味違う。
柿本人麻呂の歌が記載されている。
この人は飛鳥時代の歌の達人。
人麻呂(ひとまろ)から人産まる(ひとうまる)
と連想され、子授け安産の神様としても崇敬されている。
こういう小さなところにも
子授けパワーをいただける。
ネットで見た妊娠したという報告もうなずける。
この神社、今までに味わったことのない
不思議な世界観だった。
昇仙峡滝上のバス停近くに夫婦木神社姫の宮が
あるのでそちらの参拝もお忘れなく。
ちなみに私は忘れていた・・・。
さあ、これからあの山道を40分かけて下るのか・・・。
車で来れる人は車で来るのをおすすめする。
下半身を鍛えるという意味では
これも子作りにはいいのかもしれない。