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【金運カード】日本一簡単な七福神巡り! 小網神社(東京都中央区日本橋)

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日本一サクッと回れる七福神巡りで名高い日本橋七福神巡りの7社の内のひとつ・小網神社(こあみじんじゃ)。金運・強運のパワースポットとして知られ、平日にも関わらず狭い境内にたくさんの人が訪れます。

 

 

 

 

御祭神

御祭神は次の三柱の神様です。

倉稲魂神(うがのみたまのかみ)→いわゆるお稲荷さん

市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)→弁才天様と同一神とされる日本の神様。

福禄寿(ふくろくじゅ)→七福神のひとり。道教にゆかりのある神様。

 

昔、萬福庵(まんぷくあん)という、観世音弁財天を安置する庵(いおり)があったのですが、それが小網神社の始まりとされています。萬福庵は平安中期に天台宗の僧・恵心僧都(えしんそうず)が開いたとされ、小網神社は約1000年ほどの歴史を持つと考えられています。

 

お正月の小網神社は長蛇の列ができ、その人気の高さがうかがえます。写真は2019年1月2日、この日は行列は角を曲がってさらに奥まで続いていました。

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こんなに小さな境内です。

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 小網神社の名前の由来

1446年に萬福庵(現小網神社)周辺で疫病が大流行し、村人たちが困り果てていました。そんなある日、網師(あみし・漁師のこと?)の老人が海上で網にかかっていた稲穂を持って庵に訪ねてきました。老人は庵に泊まらせてほしいと頼み、主人はそれを許しました。すると老人を数日寝泊まりさせたある晩、主人の枕元に、庵をひらいた恵心僧都(えしんそうず)が現れ、「その老人を稲荷大神として祀れば、村の疫病はなくなりますよ。」と告げてきたのです。主人が夢から覚めると老人の姿は消えていましたが、主人は言われた通りに神社を創建して、老人を小網稲荷大神として祀り、日夜祈願したそうです。すると、しばらくしてお告げの通り疫病は亡くなり、村人は大変喜んだという言い伝えが残っています。

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稲はお稲荷さんの神紋です。老人が稲を持っていたのはお稲荷さんの化身であったことを意味していたんですね。

この話を聞いた当時の領主・太田道灌も土地を寄進し、度々参拝に訪れたのだそうです。ちなみに太田道灌は江戸城を建てた人物としても有名ですが、関東の神社を周っていると頻繁に名前が出てくる人物です。知らない方はぜひこちらの記事をご覧ください

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というわけで、小網神社の網の字は網師の老人のからきたようです。小の字はもしかしたら老人が小さかったのかもしれないですね。そして、この出来事からしばらくたった江戸時代初期頃、小網稲荷大神にちなみ、この地域を小網町と呼ぶようになったそうです。

 

 

 

小網神社の当たらない強運!

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金運パワースポットとして知られる小網神社。宝くじが大当たることを期待しちゃいますが、この神社の強運の由来は当たらないところにあります。

というのも、第二次世界大戦の折り、神社周辺の氏子の方たちが戦地に赴く前にこの神社で出征を報告しお守りを受けたところ、全員無事に帰ってくることができたのだそうです。それだけでもすごいのですが、さらには1945年3月10日東京大空襲の際にはこのような東京のど真ん中にありながら社殿を含む境内の建物が奇跡的に戦災を免れたのだそうです。

とにかく弾が当たらない強運の神様といえるでしょう。

 

 

 

みんな大好き銭洗いスポットもある

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こちらの御本尊の弁財天像は、舟に乗っている姿と萬福庵(昔の小網神社)の名前にちなんで萬福舟乗弁財天(まんぷくふなのりべんざいてん)と呼ばれています。上の写真の銭洗いの井の上に祀られている弁財天像も舟に乗っています。(この写真しかなく撮り直しに行く予定・・・。)御祭神の弁財天は財産の神様としても有名で、こちらのように銭洗いのあるところをよく見かけます。

以前の記事で、洗ったお金は氏子たちがいる近くのお店で使った方がいいと書きましたが、この神社さんのホームページには財布にしまっておくとご利益があると記載がありました。

 

追記:後日舟乗弁財天を取り直してきました!そのお姿がこちら!

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ついでにこんな罰当たりなチャレンジもやってみました。よかったらご覧ください!

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彫り物もすごい。

現在の社殿・神楽殿は大正の明治神宮造営にも尽力した宮大工・内藤駒三郎(ないとう こまさぶろう)宮大工一門により、昭和4年に造営されたものです。

【ばく】

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【龍】

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【鳳凰】

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道路に面した写真右上の木造建築が神楽殿。五角形の珍しい作りになっています。

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日本橋七福神巡り

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日本橋の周辺の神社7社で七福神巡りができます。日本一短時間でまわれるとされ、2時間前後でまわることができます。小網神社は福禄寿(ふくろくじゅ)担当。福・禄・寿の福は子孫繁栄禄は財産運寿は健康長寿をつかさどっています。

いい顔してる。

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ちなみに左手に持っているテッペンのとがった桃のようなものは如意宝珠(にょいほうじゅ)というなんでも願いを聞いてくれる、ありがたい珠(たま)です。こっそりなでなでしちゃいましょう。

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神社仏閣などの欄干の上についている同じ形の物は擬宝珠(ぎぼし)と言って如意宝珠(にょいほうじゅ)を模したものです。 下の写真は天皇陛下が即位の儀式の中で使った高御座(たかみくら)の欄干の擬宝珠(ぎぼし)です。

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カード型金運お守り

そして個人的な最大の目的。カード型の金運お守り。これは七福神巡りとは関係ありません。なかなか見つからないので、こんなアクセスのいい神社で手に入れることができて幸せだ。ただ、個人的な好みとして裏のデザインの英語表記はやめてほしかった・・・。

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この金色のカード型お守りに興味のある方は右のカテゴリー「メタルカードお守り」をご覧ください。

 

以上、小網神社のレポートでした。日本橋七福神巡りの7社の配置がわかる地図はこちらの日本橋七福神巡り公式ホームページから確認できます→日本橋七福神めぐり 公式サイト

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

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